餃子ノ手記

おしゃべりより、活字がお好き

2020.02.27

 

どこかからのお土産を持って、

いつも通り、ひとつのリュックにまとめて

邪魔にならないように

右手で背中のリュックを支える

エスカレーター昇り

 

この先にあるのは

おそらく飛行機につくまでの

最後の売店である。

 

 

お昼ご飯を買っておこうかと

売店をウロウロするが、

簡単なサンドイッチなどはなく

ゴツい弁当ばかり、

 

ふと中部国際空港まで迎えに来てくれる

幼なじみのことを思い出して、

空港限定と書いたキーホルダーを

探してみる。

 

 

お昼ご飯は諦め、キーホルダーと

映画のポスターを持ち、

レジに並ぶが、10人ほどの列ができていて、

座り込んでレジを待つ人もいた。

 

やっと自分の順番になり

会計を済ませたいが、

どうも店員さんは日本人ではない様子で

改めて見ると、白い肌に金髪に

青い目をしていて、鼻が鷲のような高さ。

 

会計がスムーズにいっておらず、

私はのんびりと「気にしてませんよ」と

いう素振りで待つが、

その店員さんはレジに並ぶお客さんの列に沿って

列の後方まで歩き、

お客さん達に何やら挨拶をしているかと思えば、

大きな声で、おそらく同じ母国のお客さんでも

見つけたのか、

私には分からない言語で、

まるで兄弟にでも再会したかのように

話し始める。

 

私はレジ台に乗った自分の購入したい品々を見て

やはり要らなかったな、と

急いでもないのに、次の飛行機便を気にする。

 

 

エスカレーター昇り。

この先にはATMがある、

たしか事前に口座の設定を

クレジットなんとかにしておかなければ、

飛行機に穏便に乗れないとか

そんなことを思い出して、

ATMに立ち向かうが、いまいち操作が分からず

何を押しても、設定画面に

辿り着けそうな選択肢が出ない。

 

そこへ、知らないオバチャン、

おねえさんだろうか、、

30代くらいの方かも知れない、

とても親切で、ATMの操作を教えてくれた。

 

おかげで、設定が完了し、

財布をリュックにしまおうとしていると、

「教えてあげた手数料は?」と言ってくるので、

財布の中にあるお土産のキーホルダーを

渡そうとしていると、

「100万円」と付け加えて言ってくる。

 

2つあるうち、どちらを渡そうか

迷ったが、

鈴のついてる、ロイズのキーホルダーを渡した。

深い意味はないのだ。

 

 

 

エスカレーター下り。

よく知っている人が、ATMのそばに立っていて

さっきのATMとはまた違うような形。

そこで航空券を購入する。

 

 

 

 

 

 

起床

2020.02.26-27