どこかからのお土産を持って、 いつも通り、ひとつのリュックにまとめて 邪魔にならないように 右手で背中のリュックを支える エスカレーター昇り この先にあるのは おそらく飛行機につくまでの 最後の売店である。 お昼ご飯を買っておこうかと 売店をウロウ…

8階建てだけど小ささを感じるショッピングモール、 その6階、婦人服売り場のわきにある フードコート 屋台みたいに、レジ台と商品ケースの メロンソーダ、パン屋 母が座る、好きなものを買っておいでと 小銭を渡される 少ない、と思う これだけの小銭で何を…

高校の、体育館の床が頬に貼りつく 冷たくて気持ちがいい。 舞台の上に雛壇があって上に椅子が並んでいる。 床から、つまり下から見た 舞台上の彼は、どこかで見たことがあって、 マイクを握って何やら話してる。 本番に控えた、リハーサルという感じか、 彼…

透明な水風船には、 小さなお人形のような子猫が お座りしてるみたいに、 招き猫のポーズみたいに座っていて。 水風船は丸々と(しかし重みでシズクのような形) 表面は白い光を反射させている。 母がそれを私に見せる 可愛いでしょって、たしかに可愛い 子猫…

控え室はなくて、 ステージの横の廊下 廊下の先から 演奏の音が聞こえる。 私のグループは2人だが、 それ以外のグループは6人らしいことを 知る。 ビジュアル系バンド風の パンキーなガールが隣にいる。 私が緊張しているかどうかを 気にかけてくれている。 …

ハサミ。 鍾乳洞のような冷たさに、 青い洞窟。 天井は高い。 前にも一度来たことがある、 誰かに話した記憶がある。 空間がざっくりと分けられている。 右奥の空洞には、微かに白い光が見えて 洞窟を青く感じさせているのかもしれない。 湿っぽい。 水滴が…

01 紙を食べる夢 小学生の頃に、住んでいたマンション。 廊下があってトイレがあって、風呂場があって ワーゲンバスみたいな車をもらった。 02 立体駐車場の夢 隣のおじさんの車はテカテカのメタリック、 私のもらった車はマットなシルバーだった。 無線の音…

バイクの音、知らない街の 知らない道、 高い建物は遠くに見える。 比較的、一軒家が多い。 それ以外は、ボロく年季の入った ベージュや灰色のアパート。 木や、公園も見えるし、 空も晴れているのに、なんだか視界は 暗い。夕暮れだったのか。 このまま真っ…

何かにとてつもなく怒られた。 なんだろう？ 階段を登ると、校長室みたいな部屋がある、 なんで校長室だと分かったかと言うと ガラス張りになっていたから。 校長室の中にはたぶん20人くらいの男女、 服装は中学生の子たちが着てそうな 自由で動きやすい服。…